2011年1月25日火曜日

幹周囲10mを超える巨木がありました!

 1月23日(日)に四季の森里山研究会と一般参加者の協力を得て、約100本の大木の幹周囲を測定しました。

 その結果、株立ちで叢生している複数幹合計では、西口のヤマザクラが幹周囲が10mを超えて公園No1であることがわかりました。このヤマザクラは主幹は幹周2.56mと、主幹では巨樹の定義である3mに届きませんが、8本の株立ち幹の合計が1,001cmでした。
 この数字は、全国の巨樹データベースに掲載されているヤマザクラの神奈川県トップが足柄市の4.65m、全国トップの愛知県9.95m(複数幹合計;主幹は3.2m)ですから、公開されている記録上だけで比較すると、神奈川県一どころか日本一のヤマザクラということになります。
 四季の森公園内には太い株立ちのヤマザクラが多数生育しているのが特徴で、今回の調査結果でも総幹周5m以上が13本あり、そのうち10本がヤマザクラでした。園内2位はジャンボすべり台西側にあるヤマザクラの7.26mです。


公園西口のヤマザクラ

 一方、幹が単独1本で3mを超えたのは、花木園奥のムクノキだけで、幹周は3.27mでした。園内で最も太い幹を持つ横綱はこのムクノキであることを確認しました。下の写真のようにムクノキ特有の板根が発達しています。
 園内には幹周が2mを超えるものは37本ありました。樹種ではムクノキ、ヤマザクラ、ケヤキ、シラカシなどです。

 これらの調査結果は整理終了後、ビジターセンターに全体結果を展示し、上位にある樹に説明板をつけ、さらに大木めぐり公園マップを作って来園者の散策にご利用していただこうと予定しています。

ケヤキの大木を下から見上げた写真
 


2011年1月16日日曜日

寒い中で七草行事を楽しむ

 大寒さを目前にした寒風の吹く1月16日、自然観察会(テーマ;七草行事)に20人が参加し、田んぼで、ゴギョウ(ハハコグサ)、セリ、ナズナ、ホトケノザ(コオニタビラコ)、ハコベラ(ハコベ)を観察しながら、俳句を作りました。
講師の全国森林インストラクター神奈川会が無償で作った七草がゆを、一般来園者72人がいただきました。
そして、食べたはしを投票木にして、自分が最も良いと思った俳句を書いた紙札の上に置いて投票し、最優秀賞や入賞作品を選定しました。
一般参加者の最優秀作品; 『いつ来ても 心和む 四季の森』
講師スタッフの作品で選ばれた優秀作品の1つ; 『薄氷 刈田の畔に 小花ひとつ』
俳句という文化と、七草がゆの食 が加わったいつもと違う自然観察会でした。







2011年1月11日火曜日

土器野焼き

1月11日、炭焼き小屋敷地で土器野焼が開催されました。
作品は高さ50cmを超える深鉢から1,2cmのものまで大きさは様々で、しかも縄文時代の様式にとらわれず、アンパンマンや干支のウサギなど自由に作ってもらいました。
最初は弱火で土器を温め完全に水分を除去した後、木枠を組み小枝で作品を覆い、一気に焼いて固めます。ですから、このような炎が発つのは最後のクライマックス。その後、黒く焦げた部分をさらに弱火にあてて赤みを強くさせます。
来園者から要望の多かった焼き芋や、低塩でコブ・シイタケ・野菜だけの里山スープを作って提供しました。

小学生が作った恐竜も様相どおりに足や首がとれてしまいましたが、講師が接着剤を使って修復し、復活しました。