その結果、株立ちで叢生している複数幹合計では、西口のヤマザクラが幹周囲が10mを超えて公園No1であることがわかりました。このヤマザクラは主幹は幹周2.56mと、主幹では巨樹の定義である3mに届きませんが、8本の株立ち幹の合計が1,001cmでした。
この数字は、全国の巨樹データベースに掲載されているヤマザクラの神奈川県トップが足柄市の4.65m、全国トップの愛知県9.95m(複数幹合計;主幹は3.2m)ですから、公開されている記録上だけで比較すると、神奈川県一どころか日本一のヤマザクラということになります。
四季の森公園内には太い株立ちのヤマザクラが多数生育しているのが特徴で、今回の調査結果でも総幹周5m以上が13本あり、そのうち10本がヤマザクラでした。園内2位はジャンボすべり台西側にあるヤマザクラの7.26mです。
公園西口のヤマザクラ
一方、幹が単独1本で3mを超えたのは、花木園奥のムクノキだけで、幹周は3.27mでした。園内で最も太い幹を持つ横綱はこのムクノキであることを確認しました。下の写真のようにムクノキ特有の板根が発達しています。
園内には幹周が2mを超えるものは37本ありました。樹種ではムクノキ、ヤマザクラ、ケヤキ、シラカシなどです。
これらの調査結果は整理終了後、ビジターセンターに全体結果を展示し、上位にある樹に説明板をつけ、さらに大木めぐり公園マップを作って来園者の散策にご利用していただこうと予定しています。
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